月経と妊孕性
多嚢胞性卵巣症候群
併用される言葉 ・ PCOS ・ 多嚢胞性卵巣
多嚢胞性卵巣症候群は、排卵の不規則さ、男性ホルモンの過剰所見、卵巣の形態などを総合して診断する疾患です。
概要
多嚢胞性卵巣症候群、まずは3つの点をご確認ください
意味と区別
多嚢胞性卵巣症候群とはどのようなものですか?
月経や妊孕性(妊娠する力)だけでなく、代謝健康と子宮内膜の保護も併せて確認します。多嚢胞性卵巣症候群は、排卵の不規則、男性ホルモンの過剰所見、卵巣の形態などを総合して診断する疾患です。
- 混同しやすい言葉
- 超音波検査で卵胞が多いという所見だけで判断することはできません。
- 診察で確認する理由
- 妊娠計画の有無によって、周期・代謝・排卵の治療目標が異なります。
- メモして持参する内容
- 月経が長期間ない場合は、妊娠の有無を確認した上で受診してください。
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多嚢胞性卵巣症候群をご自身の症状と照らし合わせて確認する
診断に用いられる特徴と、その他の原因を併せて確認します
成人の方は、月経・排卵の不規則さ、血液検査や多毛症などのアンドロゲン過剰所見、卵巣の形態にどのような特徴があるかを確認します。甲状腺やプロラクチンの異常など、同様の月経変化を引き起こす原因との区別も必要です。青少年の方は成人の基準をそのまま適用しないため、年齢や初経後の経過について医療スタッフにご相談ください。
月経の間隔と現在の目標を併せて記録します
直近6〜12ヶ月の月経開始日、最も長かった間隔、ニキビ・多毛症・頭皮の脱毛の変化、および体重・血圧・血糖値の検査結果をご準備ください。すぐに妊娠を希望されるか、月経を規則的に管理したいかによって、検査や治療の目標が異なる場合があります。避妊薬やサプリメントを服用している場合は、名称と服用開始日もお知らせください。
よくあるご質問
多嚢胞性卵巣症候群についてよくある質問
超音波検査で「多嚢胞性卵巣」と言われたら、多嚢胞性卵巣症候群なのですか?
同じ意味ではありません。卵巣の形態は診断の参考にする特徴の一つであり、月経・排卵およびアンドロゲン関連の所見、その他の原因を併せて確認する必要があります。
生理が不規則ですが、妊娠の計画がなければ様子を見ていてもいいですか?
月経が長期間ない場合や間隔が常に長い場合は、妊娠計画とは別に、原因の特定、子宮内膜の保護、代謝健康の状態を確認する必要があります。最終月経日と周期の記録を持って受診してください。
女性疾患 用語辞典
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- 疾患案内多嚢胞性卵巣症候群多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は、不規則な排卵と月経、ニキビ・多毛症などのアンドロゲン過剰症状、超音波での卵巣形態という基準を総合し、他の原因を除外して診断します。超音波で卵胞が多く見られるという一つの所見や、月経不順だけでは判断できません。治療目標は、すぐに妊娠を希望されるか、月経と子宮内膜の保護が優先か、ニキビ・多毛症と代謝リスクを管理すべきかによって異なります。妊娠計画がある場合は、排卵とパートナー双方の妊孕性評価を遅らせないことが重要です。→
- 疾患案内月経不順生理不順の原因は一つではありません。まず妊娠の可能性を確認し、排卵が不規則になる多嚢胞性卵巣症候群や甲状腺の問題、大幅な体重変化・過度な運動・ストレス、ホルモン避妊法、思春期や閉経移行期の変化などを順に確認します。妊娠の可能性があり、片側の骨盤痛・出血・めまいが重なる場合や、多量出血で息切れし失神しそうな場合は、原因の相談よりも先に、直ちに産婦人科の受診または救急評価を受けてください。→
- 診察ガイド婦人科疾患の診察前に何を準備すればよいでしょうか?直近3周期の開始日と出血日、最も症状が重かった日の交換回数、痛みの部位と鎮痛薬への反応を記録してください。分泌物・かゆみについては、においや色を自己判断するのではなく、検査結果と以前の治療への反応をご用意ください。妊娠の可能性・計画、超音波検査・血液検査の有無、ホルモン剤・避妊薬・不妊治療薬・サプリメントについても、漏れなくお知らせください。→
- 女性健康コラム「生理カレンダー。開始日以外に、治療に役立つために何を確認すべきでしょうか?」→
根拠および更新情報
以下の資料を、定義および治療説明の根拠・範囲を確認するために参照しました。